RELEASE:2011.09.02

死にゆく妻との旅路

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二人でいることが、なぜ、罪になるのですか?
272日の旅、走行距離6000Km。壮絶なる愛の実話。

1999年12月。
雪舞う音さえ聞こえるほどの静けさのなか、
男がひとり、妻を葬(ルビ:おく)った。
272日、6,000Km――
これは、
とある夫婦の壮絶な愛の記録である。

1999年12月。1人の男が逮捕された記事が、新聞の社会面にほんの小さく載った。
罪状は、「保護責任者遺棄致死」――老年や幼年、身体障害者や疾病のために扶助を必要とするものを遺棄し、死に至らしめたことに対する罪であった。
男は末期癌の妻をワゴン車に乗せ、9カ月もの間、日本各地を彷徨っていた。

2000年秋、月刊誌「新潮45」に2号にわたって、逮捕された男・清水久典氏の手記が記載されて、大きな反響を呼ぶ。
やがて文庫化されたその手記は、殆ど宣伝もなしに口コミで15万部を売り上げ、
2011年現在、約20万部のロングセラーとなっている。

事件の裏には、報道されなかった夫婦の深い愛の物語があった。
本作はその、清水夫妻の272日、6,000キロに及ぶ旅の記録の映画化である。

【キャスト】
三浦友和 石田ゆり子
西原亜希 / 掛田誠 近童弐吉 黒沼弘己 でんでん 松浦祐也
十貫寺梅軒 田島令子 / 常田富士男

発売元:チャンスイン

死にゆく妻との旅路